「雨乞いぶちの竜神」
仏子の柿佐古橋の上流にある雨乞い淵には竜神が住むと信じられていて、昭和30年頃までその淵の上の巨石群 の四畳半ほどの岩の上で「雨乞い踊り」をしていた。 その踊りの際には仏子の観音堂の「味噌鐘」に綱をつけて淵に沈め、 仏子の宝である鐘を献上するほど真剣に お祈りしている、と示した。 雨乞いは金属類を一切身に着けずに行うべきだが、鐘を淵に入れるのは金物を嫌った竜神が怒って雨を降らせる からだとも言われている。