石の博物館(5月)

今月は「バナジン鉛鉱」をピックアップしました!

バナジン鉛鉱は、アパタイト・グループでバナジュームを

主成分とする鉱物です。ミメット鉱に構造と外観において

非常に類似していて部分的に置換されることがあり、バナジン

鉛鉱とミメット鉱の中間の鉱物はヒ素バナジン鉛鉱として知られて

います。色はオレンジ褐色などがあり、表面にテリのあるもので

大変きれいな結晶です。美しい標本としてはモロッコのミブラデンが

主要な産地とされておりますが、タウズ村の黒い二酸化マンガンの上に

のった赤いバナジン鉛鉱も大変きれいです。

DSCF2247